©伊乃鹿瓜/forcs
恋はしなくていい
恋はしなくていい。そう思っていたのに
あらすじ
恋愛に興味が持てないまま、周囲からの結婚のプレッシャーにうんざりしているアラサーOL。「恋はしなくていい」と割り切っていた彼女の日常が、少しずつ揺らぎ始める等身大のラブストーリー。
この作品の見どころ
「恋愛しないの?」「結婚は?」——悪気なく投げられる言葉のしんどさを、本作は主人公の目線で驚くほどリアルにすくい上げます。恋に興味が持てない自分はおかしいのか、と悩む必要なんてないはずなのに、世間の「普通」が静かに追い詰めてくる。その息苦しさに共感するところから始まるので、主人公の心が動く瞬間の説得力が段違いです。無理に恋をさせようとする物語ではなく、彼女自身のペースで自分の気持ちと向き合っていく展開が誠実で、読後感は穏やか。恋愛至上主義に疲れた方、アラサーの等身大の揺らぎを描いた作品が好きな方に、静かに寄り添ってくれる一作です。
©伊乃鹿瓜/forcs