俺の愛しいメトロスター

汐見モリ

憧れの俳優は、とんでもないクズだった

あらすじ

憧れ続けた俳優の素顔は、まさかのクズ。それでも一途に想い続ける新人が、近くで見た憧れの人の光と影に向き合っていく、芸能界を舞台にしたボーイズラブストーリー。

この作品の見どころ

「憧れの人の正体がクズだった」という幻滅から始まるのに、本作の主人公は想いを捨てません。むしろ近くで見るほどに、クズな言動の奥にある弱さや孤独が透けて見えてきて、一途な想いが同情でも崇拝でもない、もっと複雑な感情に育っていく——その過程こそが本作の読みどころです。華やかな芸能界の裏側という舞台設定も効いており、スターであり続けることの重圧が、彼のクズさの背景として静かに横たわります。ダメな男に惹かれてしまう気持ち、それでも信じたい気持ち。きれいごとではない愛情の形を描いたBLを読みたい方、芸能界ものが好きな方に手に取ってほしい一作です。